私はキャンプをしようと思った時に道具を選ぶのにとっても悩みます。テントやシュラフ、タープなんかも大いに悩みますが、意外と時間を取られたのがペグ。材質がたくさんあって悩むだけじゃなく、長さの違いもあって種類が結構あります。しかも、調べて行くうちに「ペグが抜けるとテントが崩れます!」とか「風で飛ばさされると凶器になります!」なんて文句を目にすることが・・・。じゃあ何がいいのって話しになっていろいろ調べるけどまた種類の多さにがっくし。そんな中、意を決して買ったペグを握りしめていざキャンプをして学んだことがありますので、何がいいのか悩んでる人のためになればと思います。
先述の通り、種類の多いペグの中から自分の用途にあったペグを選ぶには次の観点から選んでいくといいです。
重量
車移動かバックパックで担いで行くかでも大きな違いはありますが、設置後の安定感に影響が出てきます。ロープは張ると結構な力がかかるので重いほうが抜けぬくくなります。しかし、テントによっては10本以上使うこともありタープも合わせると20本近くペグを用意する必要があるのでペグだけで何kgになることも・・・。車移動とはいえ、テントや食料のことも考えるとそこまで重くなるのは辛いですよね。重さに比例して値段も上がるので、ここをどのように捉えるかが重要です。
強度
ペグは地面に刺す際にハンマーや石で叩きつけることもありますし、地面の硬さによっては刺しにくいところもあります。そんなところに設営をしようと準備してたら、ペグが負けてぐにゃっとするなんとことはしょっちゅうおきます。予備のペグがあればいいですが、無かったら最悪設営を諦めるなんて事態になりかねません。強度は重量に比例しますので上記観点と合わせて見ることができます。
どこで使うか
大雑把にくくってしまえば違いはわかりにくいですが、ペグにはそれぞれ得意・不得意な地面があります。ペグの刺さりやすさ、破損の危険性などを考慮すると、慣れないうちは地面にあったペグを選ぶことをオススメします。地面には大きく分けて、河原、砂、土、雪があると思います。写真やホームページで下調べしてからペグを選択するといいでしょう。
上記のポイント踏まえ、実際に私が使ったペグの特徴をまとめました!
鍛造
○強度:★★★★★
○使えたサイト:河原、砂、土、雪
強固な材質に磨き抜かれたフォルムで素晴らしい佇まいの鍛造ペグ。どんなサイトでもガツガツ掘り進んでいくその姿は安心感が絶対的に違います。これを使っていても抜けたり飛んだりするなら、それはキャンプに不向きな場所だったり時期だったりと言ってもいいほどに信頼感があります。ただし、とてつもなく重いので持ち運びが不便。キャンプは移動がつきものなので、どんなに優れていても持てないのなら無用の長物になりかねない一品。それからハンマーも鉄を使っているとキンキンうるさいので、落ち着くまで周りにも迷惑になります。値段も張るのでたくさん持っていくのは大変なペグ。
アルミ
○強度:★★★☆☆
○使えたサイト:(河原、)土、雪
重量・強度のバランスがよく値段も安いため一番重宝されるペグ。曲がってももとに戻せるのが強みなペグ。テントやタープを買った時についてくると嬉しいペグ。石や硬い地面に打ち込むと負けてしまうため、河原サイトではヒット・アンド・アウェイを繰り返して刺さる場所を探すテクニックが求められます。普通にキャンプするには一番オススメのアイテムです。雪ではちょっと不安でしたが(笑)
プラスチック
○強度:★☆☆☆☆
○使えたサイト:土(砂)
キャンプにはあまりオススメできないペグです。レジャーシートが飛んでいかないようにとかよれないするには最適なのですが、風を受けやすいタープやテントを支えることはまずできないと思ったほうがいいです。無風下ならOKだけどそんなのは結果論なので怖いですよね。ただ、安いし軽いので使い捨てできるし、インナーテントに使う分には問題ありませんでした。でも地面を選ぶからわざわざ持って行かないかな~って思います。サンドペグという返しの着いたものは砂浜では有効みたいなので試してみたいですね。
他にもジュラルミンやステンレスなんかもありますが、そちらは使ったことがないので追々試したいとは思いますが上記3種類を使い分けるだけで十分でした。選択肢が多いってのは嬉しい半面、迷いが出るもとなので対象を絞ってから考えるといいと思います。
種類を決めて持ち運びますが、何も1種類だけ持ち歩く必要はありません。私の場合、ワンポールテント+タープの組み合わせで30cm鍛造ペグ1~2本、20cmアルミ15本もっていきます。石がごろごろしているサイトではアルミは全然入りませんが、鍛造で穴を開けてからアルミペグを入れるようにしています。この組み合わせなら、写真で見える表面的な情報ではわからない地面の柔らかさや石を埋めた上に土を盛ってるサイトにも対応できます。
いろいろとペグの種類を案内しましたが、
結局の所大事なのはペグの刺し方です。
その変はいろいろ調べて、実際に打ってみないと身につかないのでがんばりましょう。