エックスサーバーでのデータベース作成方法
HP作成が完了したらアップロードに向けて準備が必要です。そのうちの一つ、データベースの作成について解説していきます。
データベースの作成方法は、大きく分けて
?サーバーパネルでデータベース作成
?PHPmyAdminでテーブル作成
のステップになります。
■?サーバーパネルで作成
まずはサーバーパネルでデータベースを作成します。サーバーパネルにログインしてください。
1.ログイン後、トップ画面からMySQL設定をクリックします。
2.現在作成されているデータベースが表示されます。
3.MySqlユーザ追加をクリックしユーザ名、パスワードを設定してください。データベース接続時にこの情報を使用しますので忘れないようにしましょう。
4.次にMySQL追加をクリックし、データベース名を決めてください。このときの名前は「レンタルサーバーのID名+データベース名」になります。また、データベースの文字コードは、PHPやCGIを作成したものと揃えましょう。文字化けします。
5.入力完了で確認します。
6.MySQL一覧に戻ると、先ほど追加したDBが表示されますので、アクセスできるユーザーを設定します。アクセス権未所有ユーザからユーザ名を選択肢追加します。
7.追加されました。
8.次にテーブル作成です。サーバーパネルトップに戻り、phpmyadminをクリックします。
9.すると次のような入力を求められます。手順3で設定したユーザーIDとパスワードでアクセスします。
10.ログイン後の画面です。中段にある「データベース」をクリックします。
11.すると編集できる対象が表示されますので、必要なものをクリックします。
12.するとテーブルがない旨表示されます。ここでテーブルを作成できますが、テーブル内のカラムを1つずつ入力するのは面倒なので、SQL構文で一度に作成します。上の方にある「SQL」タブをクリックします。
13.クエリ入力欄がでますので、SQL構文を記入し実行しましょう。なお、データベース名称は「サーバーID+DB名」になっているので、指定を間違えないようにしてください。
14.実行結果が返ってきますので、実行内容を確認しましょう。
15.構造タブをクリックするとデータベース内の様子が確認できます。また、アイコンをクリックすると、テーブルの中身を確認することができます。
必要に応じて手順を繰り返し、テーブルを複数作成していきます。これでデータベースの作成は完了です。
ちなみに、phpの場合mysqliクラスのコマンドでDBとの接続をする際には、
$mysqli = new mysqli(‘手順2で得たIP,手順3で得たID,手順3で得たパスワード,手順7で得たDB名’);
となります。ローカルで作成したDB名称と変わっていた場合は修正を忘れないようにしましょう。
■付録:phpmyadminでレンタルサーバーにデータベースのテーブルをデータごとお引越し
上記の方法では、DBの新規作成が可能ですが、すでにDB内にデータが入っておりデータごとレンタルサーバーにアップしたい場合があると思います。そんな時にも、phpmyadminならDB情報のインポートが可能であり、テーブル構造からデータまで丸々お引越し可能です。
ただ、環境として引越し元になるDBをPHPmyadminでエクスポートする必要があるので、phpmyadminを入手する必要があります。
その方法も解説していきます。
1.公式ページphpmyadminダウンロードからモジュールをダウンロードします。
2.zipを解凍します。そして解凍されたフォルダ内にindex.phpがありますのでそこまでのフォルダパスを控えます。
<例>
・フォルダパス: Cドライブ直下のphpmyadminフォルダに解凍(c:\phpmyadmin\phpMyAdmin-4.6.1-all-languages)
・phpのphp.exeフォルダ:C:\php
3.ローカルホストを立ち上げます。コマンドプロンプトを開いて次のコマンドを打ちます。なお、コマンドパスは上記<例>の環境を想定していますので、ご自身の環境に変えて実行願います。
<コマンド>
・cd c:\php
・php -S localhost:8000 -t c:\phpmyadmin\phpMyAdmin-4.6.1-all-languages
「Press Ctrl-C to quit」が表示されたら確立できました。
4.インターネットブラウザを開きます。開きましたらアドレスバーに次のアドレスを入力します。
http://localhost:8000/index.php
<入力結果>
5.ログインは、引越し元のMySQLに設定しているIDとパスワードでログインします。ログインすると次の画面に変わります。
6.左側のツリーからエクスポートしたいデータベースをクリックします。その後、エクスポートをクリックします。
7.実行をクリックします。(詳細設定は必要な人がしましょう)
8.DB名.sql のファイルができますので、任意の場所に保存してください。
9.エックスサーバーのサーバーパネルにログインします。
10.サーバーパネルのトップ画面からphpmyadminをクリックします。
(ログインは、サーバーパネルで作成したMySQLユーザのIDとパスワード)
11.ログインしたら、インポートをクリックします。
12.インポートするファイル の項目で先ほどエクスポートしたDB名.sqlファイルを選択して実行しましょう。
以上です。左のツリーからデータベースを選択肢構造を確認しましょう。
■まとめ
一、DBを作ってからテーブルを作成
二、DBのお引越しにはphpmyadminが必要
三、パスワードがたくさん設定されるので忘れないようにしよう
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